不妊治療中に助けられた一冊

 

 

こんにちは、!

今回は私の不妊治療の話とその際に助けてもらった1冊の本を紹介します。私には一人の息子がいますが、その息子を不妊治療(体外受精)で授かりました。

25歳で結婚、結婚式やコロナの関係もあり、妊活をし始めたのは27歳秋でした。旦那は28歳。私自身、生理不順もなかったので、妊活を始めたらすぐに子供できるだろうと思っていました。しかし基礎体温を測ったり、排卵予定カレンダーで排卵日前を確認してタイミングをとっても妊娠はできませんでした。

 

基本的にせっかち、また周囲の友達がすぐに授かることができた話を聞いていたので、これは何か原因があるんじゃないか、と3か月で不妊治療を行っている婦人科へ夫婦そろって診察してもらいました。夫婦ともに検査をするも異常なし。

タイミング法5回、人工授精3回行いましたが、妊娠できず。

 

正直かなりしんどかったです。後から妊活を始めた友達にどんどん先を越され、何で私にはできないんだ、逆に何か原因がわかる方が心が楽なのに・・・

生理が来るたびにひどく落ち込んで、旦那にもあたって(旦那はとても妊活に協力的でした。)

生理不順もないし、もしかして医者が何か見落としているんじゃないか・・・悪いんじゃないか・・・と自分の不安や焦りを主治医のせいにもしていました(汗)

市内で唯一の不妊治療を行っている病院だったためここしかここしか選択肢はなかったのですが、人も多いし、主治医の先生は割と機械的で淡々と説明をするような方で、信頼がどんどん下がってしまっていました・・・(ちゃんと実績のある先生です。)

 

そしてインスタなどで見つけた東洋医学の発信をしている方などの投稿をみて、もしかして病院から出されている薬は飲まない方がいいんじゃないか・・など自分自身の何を信じていいかわからなくなっていました。

 

そして、体外受精4回目をするのではなく、自分のメンタルが壊れる前に体外受精に進むことを希望しました。

体外受精を行うには出費もかさむし、何とかメンタルコントロールをして真剣に向き合おうと思い

 

精神科医で有名な樺沢紫苑先生の

病気を治す感情コントロール術、を読みました。

 

病気が治らない人は医者を信頼していない

医師を信頼できないかは病気を受け入れることができていない自身の気持ち(否認)からきているのだ

 

この内容が私の胸に刺さりました。

また薬も効くと思って飲むのと不安な気持ちで飲むのでは、効果が違うことが科学的に証明されているそうです。

病気を患ってからの気持ちの変化の過程についてだったり、病気に対するメンタルのあり方などが脳科学的な目線で詳しく書かれています。

 

私は、自分のみじめさや不安な思い、また不妊症である自分を受け入れることができておらず、病院のせいと思うことでメンタルを保っていたんだなと改めて感じました。

そして、病院を信じて頑張ってみよう、と気持ちを切り替えて体外受精を行い無事に妊娠出産をすることができました。

 

人は不安やストレスを感じると思考が凝り固まり、そこから抜け出すことが困難です。悩みの解決策、悩みの原因を知ることができると行動につなげることができ、思考も変化することを不妊治療を経て感じることができました。

本当に不妊治療は実際に経験してみないとわからないくらい出口の見えない戦いで体力、精神的、金銭的につらかったです。でも、苦労した分息子は本当にかわいい。命の尊さ、妊娠出産は奇跡だなと、心からそう思えますね。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。